7月5日
朝一番より田村と一緒に事務所を出発。所沢のリフォームの現場へ。今日は第1回目のプラン打ち合わせ。耐震改修工事とリフォームをあわせて行う計画なのでまずはある程度のプランニングを行った後に、耐震的に可能かどうかの判断を行うという流れになる。途中現場調査をはさんで、梁のかけ方や筋交いの有無などを調べることになる予定だが、大変良いつくりの家なのでそれほど問題なく進みそうだ。
近年作られている住宅の寿命は格段に延びた。昔の住宅は25年から30年ほどで寿命といわれ、取り壊されて更地にした形でしかその建物が建っている土地の売買はされないのが普通であった。しかし、今では程度の良い中古住宅を改修して済むという形がひとつの選択肢として次第に大きくなってきている。ますいいでも三鷹の家など古い住宅の改修工事の依頼が非常に増えてきている。
古い中古住宅を購入する場合には、本当は事前に耐震性や雨漏りなどの診断を行ったほうがよい。しかし、購入者がそれを自身のお金で行うことは困難であると思われるので、売り手についている不動産業者が設計事務所に依頼するという形で行うべきものなのだろう。まずもって検査しておきたいのが以下のような項目であると思われる。
・基礎の鉄筋ピッチ、コンクリート強度
・土台の腐食
・柱の傾き
・雨漏りの有無
・筋交いの量
・金物の設置状況
木造2階建ての住宅であればこのくらい調査してあればまず問題ないだろう。そしてこのような事項が証明できれば中古住宅はもっと価値を認められるようになるだろう。来週よりサミットが開かれる。古いものを丁寧に長く使うことはすでに求められている。そしてそれをきちんと手助けすることは設計事務所にとって重要な仕事になりつつあると考える。
2008/7/4



